働き方改革がうたわれていますが、皆さんはいかがでしょうか?
「残業が多すぎて、今までの仕事を見直す時間なんてないよ!」
「上司を始め、同僚は今までのやり方を見直すそぶりもないし、協力的じゃない。」
「自分が今までの仕事を見直す権限なんてないよ。」と思ってませんか?
私もついつい人のせいにする事もありますが、正直、人のせいにしても変わらないですよ。
自分に出来る事をとことん考えて、とことん実施する。
それにつきます。
でも、「自分に能力がないから今の状況をよく出来ない。」と決して思わないでください。
いろんな国の人と接してきて、本当に日本人は自己肯定感が低いです。
自己肯定感が低いと、自分に自信が無いため、自分のしたい事をやり通す力もつかないです。
まずは自分を大事にしてくださいね。
今回ご紹介する本はすぐにとっかかる事が出来る「生産効率をあげるスキル」を手軽に学ぶ事ができる素敵な本です。
ぜひ、生産効率を上げて、皆さんが自分の好きな事をする時間を増やせれる様に願っています。
小室 淑恵 日本経済新聞出版社 2015-03-03
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目次
1。こんな人に特に読んで欲しい
・仕事時間を短くしたい
・チームの生産効率を上げたい
・プライベートな時間を増やしたい
2。すぐに活用できるスキル、考え方
・時間に仕事を割り当てる。
ついついしちゃいがちなのが、仕事に合わせて時間を延ばしたりする事。
これではいくら時間があっても、仕事がいつ終わるのか先が見えないですよね。
・朝メール(予定)、夜メール(報告)
チーム内で毎朝、今日の予定と優先事項をメールで共有する。
一日の終わりに予定に対する結果と感想、明日の予定をチーム内で共有。
・「マニュアル化」で引き継ぎもれを防止
属人的な仕事が多いと、本人も休暇を取る事が難しくなりますし、出張などで
不在にしている時、仕事が止まることは明らか。
「その人じゃないと出来ない、知らない」をなくして、チームのパフォーマンスを
ムラなく、安定化させましょう。
・チーム内の仕事内容を共有化する
メンバーの仕事状況を共有化することで、誰が今、仕事量が多いか見える化出来ます。
ポイントはメンバー同士で仕事を抱えている人のサポートをすること。
自分は忙しいから!といって、自分の仕事ばかりしていると、非協力的な職場となります。
結果、誰も相談できず、仕事を抱えすぎて長期休暇や離職といった状況を作り出すことに。。
ゲーム理論の囚人のジレンマでもありますが、自分の利益ばかり考えていると、結果的にみんなが
不幸な結果になります。
ぜひ、広い視野を持って、チームのパフォーマンスを上げる事に意識してみてください。
・切り取り仕事をさせない
アルバイトでも、派遣社員でも社員と同じ目線を持ってもらう様に、
会議にも出席してもらう。
切り取り仕事をついついお願いしちゃいがちですが、正直楽しくないですよ。
同じチームとして、意識してもらい、モチベーションをあげてもらう為には
差別をせずに、会議にも出てもらいましょう。
・「成果」を正しく定義する
今までの評価の仕方は、残業時間など関係なく、結果を出した人を評価する仕組み。
これだと、とことん残業して仕事をこなした方が評価されるに決まっています。
ただし、この方法を採用する限り、残業時間は減らないですし、生産効率はいつまで
たっても上がりません。
これから人が減る状況下、この様な評価方法は時代にあっていないですよ。
・仕事を受け取る際は何時まで?どのくらいのレベル?と確認する
明日までにやっておいてと言われても、朝の9時なのか夕方の17時なのかでだいぶ変わってきます。
自分が今かかえている仕事の優先順位との兼ね合いもあるので、仕事の依頼を受けた際は優先順位をつける
為にも何時まで?を必ず確認しましょう。また、仕事のボリューム感も確認する事で、すぐに手をつけるべきか
判断する材料になります。
・定時に帰る事で新たなアイデアが生まれる
せまい社会や人間関係ばかりだと、新たなビジネスアイデアや改善案も出てくるはずがありません。
部下を定時に帰る様に環境を整えて、チームでイノベーションを起こしましょう。
3。感想
いかがでしたか?人や環境のせいにしてばかりいても、状況は良くなりません。
まずは少しずつでも良いので、自分にできる事をしていきましょう。
私自身も転勤したばかりで、引き継ぎや教育を受けていますが、引き継ぎ資料が整っていなくて、苦労してます。
これを良い機会にして、引き継ぎ資料の整理をしているのですが、明らかにチーム全体のパフォーマンス底上げになっていると実感できます。
職場改善をする事で、人に教えることもできますし、実績もできます。
実績を作って、コンサルタントとして働くのもありですね。
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