現役バイヤーが教えるバイヤーが身につけるべきスキルベスト3

一部上場の機械系製造メーカーでバイヤーをしているyanです。

購買職を7年以上担当してきた現役バイヤーとして、バイヤーが身につけた方がよいスキルをご紹介します。

みなさんの生産効率があがり、少しでも楽しい人生を送れるように願ってます!

目次


1.見積の妥当性を見極める査定力

査定スキルが1番大事だと持ってきました。調達は最適な価格でものを買おうと言う事がとても重要だからです。

高い価格で買っても良いのであれば、バイヤーの価値がありません。

自分の価格指標を持って、取引先と価格交渉することで、最適な値段で買うことができ、
社内に対してきちんと購入根拠を説明することができます。

ご参考までにこちらの記事「バイヤースキルのうち超重要なスキル「査定」とは?」
具体的な査定方法をご紹介しています。

2.取引先や取引先を取り巻く業界の情報収集能力

取引先の現在抱えている仕事量や、業界のトレンドを知ることで取引先が今後
提出してくるであろう見積書の価格を予想したり、価格交渉の際の有利なネタに使用することができます。

3.事業全体を俯瞰的に見ることができる広い視野

バイヤーの場合、設計・工作部門といったいろんな部署からコメントをもらうことが多い。

「コストをとにかく下げろ!」
「短納期だからとにかく4月1日までに納入させろ!」

というコストダウンか納期短縮依頼が大半を占めます。

彼らのいうことを素直に聞いて、実施すると正直痛い目をみますよ。
大きな企業であればあるほど、各部署は自分たちの仕事や都合の良い部分しか
見れない状況なのです。

自分の部署だけよければ良いというコメントや要求が来ると思っても良いです。
彼らから要求が来たときは、一旦、立ち止まってください。

そもそも、自分の会社の事業やプロジェクト全体のスケジュールに対して、
本当にその納期が正しいのか?海外製に切り替えてコストダウンすることで
何か弊害が起きないのか?

自分なりにまずはリスクを見極めてから、他部署からの要求を受ける様にしてください。


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